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ここでは、中古ドメインの選定方法ということで、中古ドメインを自分で取るときの選び方を紹介します。
中古ドメイン選定は難しいイメージがある方もいるかもしれませんが、はっきり言ってそんなに構えることもありません。
中古ドメインを取って100%当たりを引けたり、100%順位が付くなんて人はいないからです。むしろもっと気楽に考えて、「10個取って1個当てればOK」くらいでのぞむ方がよかったりします。
ただし、経験やテストによって、その確率を上げることは可能です。
ここでは中古ドメイン選定方法と、公開できる範囲でいくつかの基準についてまとめます。
中古ドメイン初心者の方はこちらを先に読むとわかりやすいです。
中古ドメイン選定のベースとなる考え方
- ドメイン精査よりは早く取ることが優先
- ドメインの値段の高さより数が優先
- 最低限の基準を自分で持って当てはまるものを取っていく
- 選定基準は経験によって変えていく
まず、中古ドメインはたくさんの精査は必要ありません。徹底的に調査したって、いくら高いドメインを買ったって良いドメインに当たるとは限らないです。
同じ金額を出すんであれば、「数を取る」ことをお勧めします。
また選ぶドメインの候補は無数にあるので、ある程度自分で絞らないといけません。最低限の基準を自分で持ってそれに当てはまるものを取っていきます。
また、この最低基準は、中古ドメインのテストや検証結果に合わせて自分で変えていきます。誰かが言ってた基準をずっと守ってないで、極端な数値のものもたまには取ってみて、経験を積むといいと思います。
事実、エイチレフスなどのSEOツールも、評価値が変わることがあります。頭を動かさないままだとこういうのに対応できなくなってしまいます。
中古ドメイン屋さんで買うか自力で探すか?
中古ドメインの買い方にも色々ありますが、中古ドメイン業者からドメイン自体を買う方法と、捨てられたドメインを自分で探し出してレジストラで買う方法があります。
他にも買い方はありますが気になればこちらを参考にしてください。
最終的には自力で探して良いドメインを取るのがおすすめです。その方が安いからですね。
ただ、一度も中古ドメインを取ったことがないという人は、まずはアクセス中古ドメインか中古ドメイン販売屋さんのようなドメイン業者から買ってもいいと思います。
私も最初のうちはそうしました。
中古ドメイン業者は、もしペナっていても保証があるのが良いところです。お金が返ってきます。なので大外れをしてお金の無駄だった。。。というのがないのがメリットです。
個人的なおすすめは、アクセス中古ドメイン(の方がちょっと安いから)で2500円~3500円くらいのドメインを5個とか10個とか買うのがいいと思います。
試しにリンクドメイン20以上、3500円以下、スパムスコア10以下(旧基準)で検索すると結構良い感じのドメインがあります。私が買うならこれくらいです。
アクセス中古ドメインで選ぶ方はこちらも参考に。
自力で探す人はExpired Domainsでドメイン選定する
時間をかけてでも安く済ませたい人は、Expired Domainsで期限切れドメインを探します。このサイトでは、毎日何万個という期限切れのドメインリストが更新されています。
選定の流れとしては、こういった順になります。
- Expired Domainsでフィルターをかけてダウンロード
- 本当に取れるドメインなのか確認
- 中古ドメインを調査・精査する
①Expired Domainsでフィルターをかけてダウンロード
Expired Domainsでは、ダウンロードする前に細かなフィルターをかけることができるのでおすすめです。
基本的なおすすめ選定基準は、この図のような形です。
・no Adult Names
⇒アダルト関連の単語をドメインに含むかどうかです。チェックを入れるとアダルトキーワードを除外します。
・ACR
⇒サイトの履歴が確認できる巨大サイトarchive.orgに何回登録されたか、その回数。
多いほど更新頻度が高く良質なサイトの可能性ありですが、10くらいは欲しいところです。
・only new last 24 hours
⇒24時間以内に期限切れしたドメインのみを表示します。
この時間が増えるほど、ドメイン業者やアフィリエイターが目をつけなかった余りドメインということになります。
・only available Domains
⇒取得できるドメインのみを表示します。
さらに詳しい選定基準やフィルター設定をして少しでも確率を上げたい方は、こちらもご覧ください。
Expired Domainsで中古ドメイン選定するときの基準とフィルター設定
※同じ基準の人が増えると困るので、すみませんが有料note(ファミレスのごはん程度)です。
②本当に取れるドメインなのか確認
Expired Domainsで良さそうなドメインを探して、さぁ精査しよう!となるその前に。
本当に取れるドメインなのか確認しないといけません(笑)
というのは、このExpired Domainsは世界中のSEO担当者やアフィリエイターが見ているので、もう良いドメインが取られた後かもしれないからです。このリストの更新時間はドメインによって違いますが、リアルタイムではなく、だいたいが1日に1回なんです。
これを先にやらないと、もう空いていないドメインを一生懸命精査するという無駄な時間をかけることになるので要注意です。
③中古ドメインを調査・精査する
次にやっと中古ドメインの調査・精査ですが、比べる項目はいくらでもあります。
でも冒頭で言ったように、どんだけ丁寧に精査しても誰かに先に取られたら意味がないし、絶対強いドメインだ!と確信を持ったとしても上がらなかったり、その逆もよくあります。
なのでここからは可能な範囲で精査する、かつ、スピード勝負でドメインを取得するところまでいかないといけません。
- ドメイン名はスパムっぽい言葉が入っていないか?
- リンクドメイン数は20以上か?(おすすめ)
- 運用履歴は普通のサイトか?
- facebookシェア数、はてなブックマーク数はどうか?
などを調べたりします。
当たり確率を上げる評価項目や基準は詳しく書くと長くなってしまうので、別記事でまとめました。やらなくて良いことも書いているので参考にしてみてください。
こちらも読んでおくと不運とお金の無駄を減らすことができます。
各SEOツールの数値基準は?
リンク数を調べたりドメインの強さを調べるのによく使われるのが、ahrefs、Majestic、MOZなどの優秀なSEOツールです。
これらには独自で表された数値があるのですが、数値基準が気になる方も多いかもしれません。ahrefs以外はそんなに使わないのですが、私のおすすめ基準を紹介しておきます。
ahrefsのDR・UR基準
- DR(ドメインレーティング):
56以上 - UR(URLレーティング):10以上
ahrefsは高いですが一番お世話になっているツールです。バッチ分析といって一括でドメイン精査ができるのでおすすめです。
※1900個のドメインでテストしたところDR6以上となりました。よければこちらのnoteもご覧ください。リンク数についても詳しく書いています。
中古ドメインのおすすめのDR数、リンク数は?2000ドメインの検証結果!
MajesticのTF・CF基準
- TF(トラストフロー):5以上
- CF(サイテーションフロー):10以上
TFは信頼性のあるドメインからのリンクによる数値、CFはリンク数だけでも上がりやすい値です。どちらかいうとTF重視の方がいいです。
Expired Domainsでフィルターをかけれるので、数を微調整しながら探してもいいですね。
MOZのSpam Score基準
- SPAM SCORE(スパムスコア):60%以下(旧基準だと10以下)
MOZはあまり使ってきませんでしたが、スパムスコアは参考にすることもあります。
スパムスコアが大きすぎたらやめておくというくらいでいいと思います。
順位チェックツールのCOMPASSを持っている方はURL解析機能でDA(ドメインオーソリティー)、PA(ページオーソリティー)を一括チェックできるので試してみても。
結局当たりやすい中古ドメインってどんなの?
上記2つの記事で、中古ドメインの色々な評価基準を書いてますが、
なぜ中古ドメインを取るのか?
という根幹の部分をもう一度考えると。。。
中古ドメインの一番の意味ってリンクです。
リンクがあるからこそすぐに良い順位がついたり、はやく稼ぐことができたりします。
リンクがない中古ドメインに意味はないです。
でそのリンクが、
- 色んなドメインからバラバラで入っていて
- できればIPもバラバラで
- クリックされてアクセスも来て
- リンクしているのが権威あるサイトで
- できればなるべく自然なリンクで
- リンク数も適度で
っていうのが理想です。こういうドメインを取っていきたいです。
リンク数も適度でって言うのが結構重要で、私は20~くらいが当たりがいい実感があります。ぶっちゃけ、めんどうな方は「リンクドメイン数20~」これだけを基準にしてもいいと思うくらいです。
まとめ
まとめると、
- 中古ドメイン選定のベースは値段の高いものより数が優先
- 最低限の基準を自分で持って、基準も経験で変えていく
- 最初は中古ドメイン業者で購入が楽、最終的には自力で取ることで安く抑える
- 各SEOツールの数値基準も参考程度に
- 面倒な人はリンクドメイン数20~だけでもいい
です。
最初に書いたように、
当たりやすいドメインを1つ1つ探すというよりは、自分の基準をクリアした複数の中古ドメインのどれかで当てに行く感覚が近いです。
厳選した1つではなく、ちょっと幅広く選んだ10個にしましょう。
これは中古ドメインに慣れた方の共通認識じゃないかなと思っています。
最近の変動では日増しに中古ドメインは強くなってきています。やるなら今ですね!